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南の島の小さな歌姫たち ~徳之島から日本一へ!
公開日時:2011/06/24 13:36
日本の南の島々 ― 南西諸島には

いまなお唄が

島唄が息づいている。



田植歌の締め括りに六調を唄う少女



「今度の日曜日、田植歌を再現しますからぜひ見ていって下さい!」

2011年3月、
徳之島天城町。
取材に訪れていた私の耳に、まったくの偶然飛び込んできた情報。
情報もとは伝統芸能を残そうとバツグンの団結力を誇る天城町前野集落の人びと。
前野集落はでアメンキュ(神様)が稲を植えたとされるところである。



昭和30年代頃からの減反政策にともない、田んぼがサトウキビ畑へと姿を変えていくと、
田植歌が歌われる機会は風前の灯火のごとく消えつつある。

その田植歌を、実際に田植えをしながら復活させようという試みが来たる日曜に行われるというのだ。
子どもたちも一緒に田植歌を唄うという。

田んぼそのものが見当たらない昨今、子供たちも交えて再現させる貴重な試み。


これは、ぜひ見なければ!!




2011年3月6日(日)、ゆいの里・天城町で再現された伝統芸能「田植歌」


田植歌は、
「島津時代、食べ物も不足がちな農民の苦しい生活の中で、
島の若い男女が互いに慰めあい苦労を忘れるために考え、
慰安としてつくられ歌い踊り伝えられてきたものである。」
(天城町教育委員会
『天城町の文化財をたずねて』より抜粋)とある。

早い話、
田植えの時に男女が掛け合い唄い、互いの労をねぎらい、
少しでも楽しく仕事をしようじゃあないか!
ということだろう。

       田植歌についてはこちらをご参照ください。→島人が語るシマの伝統



「田植歌はむかしは各集落にありました。歌は集落によって違いますが、
前野の田植歌は男女の恋の掛け歌ですよ」

と前野集落の浜田スミ子さん



初めて耳にする軽快な田植歌は、
こんな歌をうたいながらなら田植も楽しいだろうな
と思っていたところ、
実際に踊り出すおじいちゃんの姿も


※上記動画がご覧いただけない場合はこちら↓をクリックください。
(Youtube動画) →動画を見る(ここをクリック)




南西諸島では座のお開きに、軽快なテンポの唄・三線を伴奏に、みんなで踊ることがしばしばある。
いわゆる「モーヤー」、「カチャーシー」、「六調」と言われている類のものだ。




今回もご多分にもれず、座の締め括りに六調が唄われ、座にいるみんなが舞い踊った



唄い手をみると、なんと小さな女の子ではないか!!




私も沖縄でいろいろな唄を聴いているが、

その堂に入った姿、唄いっぷりには驚きを隠せなかった。

いったいどうなっているんだ?!

小さな身体全身をつかった彼女の唄声は並のものじゃあない。

彼女はいったい何者なのか。

気になりつつ、翌日には徳之島を離れ、沖縄の帰路へついた。


それから、1ヶ月を過ぎた頃。

ふたたび徳之島天城町を訪れた私に、
幸いにも彼女とふたたび会えるチャンスに恵まれた。



ちょうど入学式を明日に控えた4月5日の夜。

彼女は三線を弾きながら唄っていた。



彼女の名は森田葉月ちゃん(岡前小学校4年生)

彼女はお姉ちゃんや従姉妹たちと一緒に、
おじいちゃんの森田克己さんから
毎晩みっちりと徳之島の島唄、奄美の島唄を仕込まれて
いたのだった。

葉月ちゃんのお姉ちゃんは、なんと、
平成21年少年少女全国民謡大会にて中学生の部で優勝をしている
民謡日本一の森田美咲ちゃんであった。

これには驚いたが、葉月ちゃんの歌唱力からすぐに「なるほど」と頷けた。
 





気持ちよい伸びやかな声の持ち主、
宮村美希ちゃん(岡前小学校6年生)

一番好きな唄は「雨ぐるみ」。

「新しい唄は難しいけど、民謡は好き」
という。

美希ちゃんも
2011年3月「少年少女奄美連合民謡大会」
小学生高学年の部で優勝している。




毎晩一緒に練習している4人のなかで一番お姉ちゃんの
森田美咲ちゃん(徳之島高校2年)

日本一に輝いただけのことはあり、
落ち着いた唄いは余裕を感じる。
 
一番好きな唄は「やちゃ坊」。

「民謡は好き。コツがつかめたら簡単♪」
さすがです。
 



明日、岡前小学校の入学式を控えている
宮村祐花ちゃん(6歳)。

昨日から始めたばかりという祐花ちゃんは、恥ずかしそうに
 「民謡は難しい」
と。

4歳や5歳からはじめて、
「いつから始めたか覚えていない」
「気付けばおじいちゃんと弾いていた」
という3人のお姉ちゃんたちよりゆっくりのスタートだが、
 「美咲ねーちゃんの後を継ぐのは自分!」
と早くも日本一宣言。
頼もしい限りです。






森田葉月ちゃん
(岡前小学校4年生)

「民謡は難しいけど、楽しくて好き」
と田植歌の締め括りに大人顔負けの六調を唄っていた葉月ちゃん。

一番好きな唄は「一切朝顔」。


やっぱり日本一のお姉ちゃんが目標かな?




彼女たちの練習風景を拝見させていただいた。


※上記の動画がご覧いただけない場合は下記の「→動画を見る(ここをクリック)」からご覧ください。
歌姫たちの練習風景「ちょうきく節」(Youtube動画)→動画を見る(ここをクリック)
 


ちょうきく節

エーイ ちょうきくよ
アレ 何処かち参ゆんが ちょうきくよ 
アレ 何処かち参ゆんが ちょうきくよ 
エーイ らっきょ打ちが
アレ 三京ぬ山かちらっきょ打ちが
アレ 三京ぬ山かちらっきょ打ちが
エーイ らっきょ 作くんな
アレ 三京ぬ山なんやらっきょだ作くんな
アレ 三京ぬ山なんやらっきょだ作くんな
エーイ 骨散らち
アレ ちょうきく まんきく  骨散らち
アレ ちょうきく まんきく  骨散らち




 
こんな小さな少女たちが、見事なまでに民謡をうたっている。



彼女たちの唄が身体中の毛穴から入ってきた。


毛穴から入ったその唄声は心の臓をわしづかみにするようだった。


鳥肌の立つ思いだった。






華やかなステージではなく、

南の島の一民家でこれほどまでの唄が聴けるとは・・・

束の間の幸せを感じていた。


やはり間違いなく

徳之島にも小さな歌姫たちによって島唄が息づいているのだ



 毎晩おじいちゃんに手ほどきを受ける南の島の小さな歌姫たち

 
永良部島以南は琉球音階で沖縄民謡となるが、音楽的には徳之島は奄美と沖縄の中間となるらしい。

徳之島の島唄には「みち節」、「くるだんど節」、「三京ぬくし」という唄があるという。
また小さな歌姫たちが唄う徳之島の唄を聴ける日が楽しみだ。



徳之島から日本一へ!

全国へ羽ばたけ!

小さな歌姫たち!!






【文・写真/安積美加】
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